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地元の中学生が学ぶ 太平洋戦争中にあった捕虜収容所 香川・善通寺市

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 香川県善通寺市の中学生が、太平洋戦争中に地元にあった捕虜収容所について学びました。

(「捕虜収容所」を調査・研究/名倉有一さん(68)) 「善通寺収容所というのは、はるか昔の話だけど、決して今のわれわれと無縁の話ではない」

 善通寺市の中学生約200人を前に講演したのは、各地の「捕虜収容所」について調査・研究している名倉有一さんです。太平洋戦争開戦の翌月1942年1月に「善通寺捕虜収容所」は開設されました。

 善通寺市立図書館に記録が残っているだけでも、アメリカやイギリスなど600人以上の捕虜が収容されました。名倉さんによると開設当初、捕虜の待遇は配慮されていましたが、次第に、食料や薬が不足するようになり、終戦までに10人の死者が出たということです。

 名倉さんは、講演の最後に元捕虜の言葉を引用して中学生に訴えかけました。

(「捕虜収容所」を調査・研究/名倉有一さん(68)) 「われわれが一生憎み続け、子どもたちにもそうさせたら世界は住みにくくなってしまう」

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