岡山県で改元を口実にした特殊詐欺事件が起きていて、警察が注意を呼び掛けています。
6月21日、岡山市で1人で暮らす80代の女性のもとに金融庁の職員をかたる男から、「令和になったので、新しいカードに変えないといけない」などという電話がありました。
そして電話の最中、女性の自宅に金融庁の職員をかたる別の男が訪ねてきてキャッシュカードをだまし取り、現金数十万円が 引き出されました。
岡山県で改元を口実とした特殊詐欺の被害が出たのは、今回が初めてです。
岡山県警によりますと、金融庁の職員や警察官が自宅を訪ねて通帳やキャッシュカードを預かることはなく、不審な電話がかかってきたら家族や警察に相談したり、留守番電話機能などを使って相手を確認したりしてほしいとしています。