キャッシュカードをだまし取る新たな手口の特殊詐欺被害が、岡山県で急増しています。岡山県警は初の「緊急特別警報」を発令し、警戒活動を始めました。
岡山市では岡山県警の警察官が家を訪ね、住民に詐欺の手口や注意するポイントを説明しました。今年、岡山県で急増しているのは警察官を装った電話です。
「あなたのキャッシュカードが悪用されている」などと話している間に、金融庁などの職員に扮した受け子が家を訪ね、キャッシュカードをすり替えてだまし取る手口の特殊詐欺です。
18日までに岡山県南の11の市町で28件、6530万円の被害が出ていて岡山県警は19日、岡山県南部に初の「緊急特別警報」を発令しました。
被害者の9割近くは高齢者で、岡山県警は当面の間対象地域で戸別訪問などの警戒活動を続けます。
(住民はー) 「どこまで信用していいかわからないですよね」
(岡山県警生活安全企画課/佐藤泰弘 課長補佐) 「在宅中でも留守番電話設定にしていただき、一度相手を確認してから折り返し自分から電話をかけることによって被害を防いでいただきたい」