外国からの観光客に質の高い「食」を提供しようと、香川県の飲食店経営者向けのセミナーが開かれました。
香川県庁で開かれた「インバウンド対策セミナー」には、飲食店経営者ら約50人が集まりました。セミナーはグルメ情報サイトを運営する「ぐるなび」などが、瀬戸内国際芸術祭の夏会期を前に開きました。
香川県の職員は、去年アメリカやフランスなどからの宿泊客数が大幅に伸びた一方で、夜楽しめる飲食店が少ないという不満が寄せられていることなどを説明しました。
また、広島県でインバウンド事業を展開するポール・ウォルシュさんは、店の外で外国語のメニューが確認できたり、ベジタリアンに対応した料理を提供したりすると、外国人がその店を選びやすいと語りました。
去年、香川県内に宿泊した外国人観光客は54万人を超え、2017年まで5年間の伸び率は全国1位です。