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370年前に建てられた倉敷市の「実際寺」の本堂など 国の登録有形文化財に登録へ 岡山

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 国の登録有形文化財に、岡山県倉敷市の実際寺の本堂などが新たに登録されることになりました。

 倉敷市中島にある実際寺からは6つの建造物が登録されます。

 1649年に建てられた本堂は木鼻(きばな)や実肘木(さねひじき)の渦の彫りが浅く、線が細いなど江戸時代前期の特徴が見られます。3年前に屋根を修理しようとした時、訪れた業者が建物の価値に気付いたのが登録のきっかけだそうです。

 納屋は1884年に建てられ、1893年の水害で避難所として使われました。このほか、実際寺では客殿、鐘楼、山門、外塀および石垣が対象です。

(実際寺/藤井弘範 住職) 「檀家の人、地域の人が文化財を通して皆さんが来ていただく。そういう寺にしていきたい」

 これで岡山県の登録数は100カ所、331件となりました。

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