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国の史跡「讃岐遍路道」に札所と遍路道5カ所を追加指定へ 香川

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 国の史跡「讃岐遍路道」に香川県の4つの札所と遍路道1カ所を追加で指定するよう国の文化審議会が文部科学大臣に答申しました。

 追加指定の答申を受けた高松市中山町にある第82番札所の「根香寺(ねごろじ)境内」です。

 88カ所の札所を巡る形式が確立した江戸時代中期に建てられた本堂や後期に積み上げられた石垣など、当時の境内の空間がよく残されていることが評価されました。

 このほか、雲辺寺から大興寺を結ぶ観音寺市の約1.6kmの区間、「大興寺(だいこうじ)道」や、善通寺市にある「曼荼羅寺(まんだらじ)境内」と「出釋迦寺(しゅっしゃかじ)境内」、さぬき市の「大窪寺境内」も追加指定の答申を受けました。

 これで、史跡の指定を受けた香川県内の遍路道は全長約6.2km、面積はこれまでの2倍となる約57万平方メートルになります。

 香川県教育委員会は、国の史跡に指定されることは四国遍路の世界文化遺産登録に向け、遍路道の価値を示すことにもつながると期待を寄せています。

 県内の遍路道全ての史跡指定を目指し、今後も文化財調査を続けていくとしています。

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