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名勝「栗林公園」44本に倒木の恐れ 園内の樹木を緊急点検  高松市

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 7月、国の特別名勝、高松市の栗林公園でクロマツが倒れた問題です。香川県が園内のマツなどを緊急点検した結果、44本に倒木の恐れがあることが分かりました。

 7月22日、栗林公園で樹齢約250年のクロマツが根元から倒れているのが見つかりました。シロアリに根元が食べられて空洞化し、折れたとみられています。

 これを受けて、香川県が7月22日から26日にかけて、栗林公園内のクロマツやアカマツなど477本の緊急点検を行いました。  この結果、3本は腐食や亀裂が進んでいつ倒れてもおかしくなく、伐採の必要があることが分かりました。このほか41本にも異常が見つかり、支えを取り付けるなど安全対策が必要です。

 栗林公園は文化財庭園のため、伐採には文化庁の許可が必要です。観光事務所では香川県教育委員会などと協議し、まずは剪定などの応急措置を行う方針です。

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