国は、来年度から私立高校の「就学支援金」の上限額を引き上げます。この制度改正に合わせて、香川県でも学費補助制度を拡充してほしいと教職員や保護者でつくる団体が要請しました。
「香川県私学助成をすすめる会」の田中健二会長ら6人が県庁を訪れ、浜田知事宛ての要請書と署名を提出しました。
国は、来年4月から年収590万円未満の世帯を対象に、私立高校に通う生徒の「就学支援金」の上限額を引き上げます。要請では、国の制度改正に合わせて香川県の私学助成の予算を入学金や施設設備費の補助に充てることを求めています。
（香川県私学助成をすすめる会／安富稔倫 副会長） 「（公立高校との学費負担の）差がすごく重くのしかかっている。学費の負担が、子どもたちに後ろめたさや、負担を感じさせないようにしなければならない」
香川県には全日制の私立高校が10校あり、約6300人が通学しています。県は、年間約1億円の予算を付けて授業料を軽減する補助金を出しています。
