女性の11人に1人がかかるとされる、乳がんの早期発見につなげます。岡山中央病院が8月MRIを使った最新鋭の乳がん検診を導入しました。
岡山中央病院が8月導入した無痛MRI乳がん検診は、東海大学医用生体工学科の高原太郎教授が考案したものです。服を着たままうつぶせに寝るだけで検査でき、痛みも少ない検査方法です。
乳がん検診はこれまでX線を使うマンモグラフィー検査やエコー検査が主流でしたが、痛みがあったり診断にばらつきがあるのが難点でした。
MRI検診のがん発見率はマンモグラフィーの約5倍で、放射線が出ないため被爆の心配もありません。40歳以下の女性は被ばくのおそれがあるとしてマンモグラフィーを推奨されていないため、MRI検診の導入で若い女性の受診率向上も期待できます。
(岡山中央病院/金重総一郎 院長) 「乳がんという病気で悲しい結末になる患者さんを1人でも減らすというのが、私の目標であり当院の使命であると思っています」