新型コロナウイルスの影響でオープンが延期になっていた香川県宇多津町の四国水族館が、四国4県の住民を対象に先行オープンしました。
(四国水族館/松沢慶将 館長) 「本日、お客さまをお迎えすることができたということに関しては『ほっ』としているというか、大変うれしく思っております」
香川県宇多津町にできた四国最大級の水族館、四国水族館です。 当初は3月20日にグランドオープンの予定でしたが新型コロナウイルスの影響で延期となり、4月1日に四国4県に住む人を対象に先行オープンしました。
(職員はー) 「雨の中大変恐縮なんですけれどもお待ちの際、ほかのお客さまと一定の距離を保っていただくようご配慮お願い致します」
四国水族館ではサーモグラフィカメラで訪れた人の体温測定をしたり、アルコール消毒をしたりと感染を防ぐための対策を取っています。 訪れた人たちは、「四国水景」をテーマに約70の水槽に展示されている400種、1万4000の生き物をじっくりと眺めていました。
(来館者はー) 「釣りをしたり魚が好きなので、知っている魚が生きている感じで見られるのですごいですね」 「大きい魚とか小さい魚がいっぱいいました」 「いろんな魚が見れてうれしいです」
先行オープンはしましたが、感染拡大を防ぐため、一部の場所やイベントは制限されています。
(記者リポート) 「人が密集するのを避けるためイルカのプレイングタイムは中止になっていますが、イルカたちはトレーニングしています」
空間が狭いシュモクザメのエリアなどは入場規制しているほか、多くの人が触るAIシステムも使用できません。
(四国水族館/松沢慶将 館長) 「そう遠くない未来、近いうちに四国水族館の全てをお見せすることができて皆さまに安全、安心してより大勢のお客さまにお楽しみいただける、ご来館いただける日が来ることを心待ちにしております」
グランドオープンは4月13日を予定していますが、四国水族館では今後の状況によってさらに延期になる可能性もあるとしています。4月1日は目立った混雑はなく、午後5時までに900人あまりが訪れたということです。