子どもも大人も楽しめる四国の豊かな景色をイメージした水族館がオープン3周年を迎えました。
オープン3周年を迎えた香川県宇多津町の「四国水族館」。周りを海に囲まれた四国ならではの豊かな景色をイメージして、現在は約400種・1万4000点の生き物を展示しています。
たくさんの魚たちが楽しそうに暮らす一方で……。
(四国水族館/松沢慶将 館長)
「非常に多くのお客さんをお迎えするべきタイミングでコロナが急激に感染拡大してしまったというところで」
四国水族館は当初、四国最大級の水族館として2020年3月のオープンを予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期に……。
グランドオープンは当初の予定から3カ月ほど遅れることになりました。
(四国水族館/松沢慶将 館長)
「我々の存在自体が、水族館をここで営むこと自体があってはならない存在なんじゃないかと、本当に自分たちはこれでいいのかと気が沈んだ思いをずっとしていました」
新型コロナ以外でも、燃料費価格の高騰などで餌代や電気代が上がるなどさまざまな困難に直面してきました。
それらを乗り越えて迎えた3周年。館内には平日にもかかわらず子どもから大人まで多くの人が訪れていました。そして6月1日はもう1つうれしいニュースが……。
(ペンギンの飼育担当)
「ペンギンの名前は『せと』に決まりました!」
「せと」は四国水族館で暮らすケープペンギンの「タイ」と「パッチ」の間に2022年10月に誕生!
生まれた時の体重は65gでしたが、両親や飼育スタッフからのたくさんの愛情を受けて現在では約3kgと、すくすくと成長しました!
名前は飼育スタッフが考えた「しげのぶ」「せと」「どーや」の3つの候補から、来館した約300人の投票で決まりました。
(飼育担当はー)
「瀬戸大橋にちなんだ『せと』という名前がついてとてもうれしいです。生まれたときはどうなるものかなと、毎日ちょっとひやひやしながら、今は食い意地がはっているじゃないですけど、(餌やり時)ほぼ1番か2番目に足元に寄ってくる」
オープンして4年目を迎える四国水族館の今後は――。
(四国水族館/松沢慶将 館長)
「四国水族館は、四国の特徴的な水辺の景色、足元の自然の素晴らしさを四国に住んでいる人には再認識していただき、四国を旅するさまざまな方が(四国に)足を運んでいくきっかけになるところで、色あせない魅力を積み重ねて地域の皆様方と一緒に成長していきたい」
(四国水族館 マスコットキャラクター/しゅこくん)
「もっともっとみんなと遊びたいから僕に会いに来てね! 待ってるよ!」