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〈新型コロナ〉東京オリンピック・パラリンピックの延期 キャンプ誘致の自治体と選手の反応は?

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 東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期を受けて、岡山・香川でも事前キャンプを誘致する自治体が対応に追われました。出場が内定していた選手も複雑な反応をみせています。

 岡山県は、スペインの陸上競技の事前キャンプを県主導で誘致していました。

(松木梨菜リポート) 「岡山県は事前キャンプの練習場所として、こちらの岡山県総合グラウンドの陸上競技場を予約していたということです」

 選手、スタッフ合わせて約80人が岡山市に滞在する予定でしたが、今回の延期を受けて予約していた宿泊施設などもキャンセルしました。

(岡山県スポーツ振興課/山口徹尚 課長) 「スペインの陸上連盟の方から2021年をターゲットにやっていきたいので、新型コロナの問題が収まってからしっかり連携をとりましょうとメールを頂いた」

 岡山県では各自治体がスペインを含めて8か国、合わせて12競技と事前キャンプの協定を結んでいて今後、各チームと調整するということです。

(高松市/大西秀人 市長) 「1年という期間は区切って延期、開催をされるということにつきましては、率直によかったと思っているところでございます」

 高松市の屋島レクザムフィールドでは、パラリンピックの台湾代表の陸上チームが8月12日から17日まで事前合宿を行う予定でした。

(大西秀人 市長) 「できるだけ、当初想定しているような形で延期をしても開催、実施ができるように関係者と調整を鋭意進めてまいりたいと思っています」

 丸亀市では、クロアチアの陸上競技チームが、事前合宿を行うことが決まっていました。

(丸亀市/梶正治 市長) 「延期という決定をしていただいたことは良かったと思っています。延期されて再開される時には、これまで以上に準備して盛り上げていきたいと思います」


 一方、女子マラソン代表の天満屋の前田穂南選手は「これから1年間強化する期間が増えたと捉えて、引き続きトレーニングに取り組みます」

 また、車いす陸上の佐藤友祈選手は自身のSNSで「今年にできないと言うことはとても悲しいけど、世界の現状を考えるとこれがmustかな。東京パラでの金メダル獲得、世界新更新に向けて突き進みます」とコメントしました。

 さらに高倍率をくぐり抜けたチケット当選者からは落胆の声が。岡山市南区で美容室を営む男性は野球を観戦する予定でした。

(アトリエ エムズ/押目誠 オーナー) 「残念ですね。僕が生きてる間でもうないかなって思って、それぐらい楽しみにしてました」

 約2万円を支払っていて当選したチケットが延期後も有効なのか、詳細はまだ分かりません。

(アトリエ エムズ/押目誠 オーナー) 「当選している方はそのまま行ける状態にもっていってほしいなって思っています。なんとかいいようにしてほしいです。それだけです」

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