パラ陸上競技の選手を育成・強化するための合宿が岡山市で行われています。
ナショナルチームの強化キャンプを通じて地域やスポーツの振興をはかろうと、岡山市が誘致したものです。岡山市の環太平洋大学でのキャンプには、日本パラ陸上競技連盟の強化育成指定選手4人が参加しました。
(記者リポート)
「今回のキャンプは、スピードや持久力の測定を中心に行われます」
選手たちはキャンプで加速力など自分の課題を見つけ練習につなげていきます。
岡山市出身の豊田響心選手は、2021年にバーレーンで開かれた「アジアユースパラ競技大会」に出場。100mと400mで金メダル、800mで銀メダルを獲得した、期待の若手選手です。
(豊田響心 選手[16])
「自分は将来パラリンピックに出て金メダルを獲得することを目標にしています。そのためにはまず、100mの今の課題であるスタートを速くしていくべきだと考えているので、そこを目標としています」
また、今回はアドバイザーとして、北京パラリンピックパラアルペンスキーの金メダリストで東京パラリンピックでもパラ陸上競技で6位入賞を果たした二刀流の村岡桃佳選手、岡山市在住で東京パラリンピック代表の生馬知季選手が参加し、選手たちにアドバイスを送ります。
(パラアルペンスキー・パラ陸上/村岡桃佳 選手[25])
「アドバイスだったり教える立場だったりとか、ちょっとした先輩としての役割みたいなところを私自身も学べる機会をいただいているなと」
4日は、歓迎式も行われ、大森雅夫市長らが参加選手を激励しました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「ここIPU(環太平洋大学)で強い力をつけていただいて、パラリンピックでの一層の活躍を期待するところであります」
今回の強化キャンプは5日までの予定です。