新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、マスクを着けることが多くなりましたが、眼鏡を掛ける多くの人がある「悩み」を抱えています。
(学生はー) 「歩いて息が上がったりするんで、そういう時はマスクのせいで眼鏡が曇ったりします」
(販売業ー) 「どうしていいか分からなくて、今でもこうやって曇ってるので」
(記者) 「機械の関係で冷房が効い部屋で作業することが多いですが、そんな中で眼鏡をかけるとこのように曇ってしまってすごく仕事がしづらいんです」
「眼鏡の悩みは眼鏡のプロに」ということで、岡山市の「メガネの平松 青江店」を訪ねました。
(メガネの平松 青江店/河上雅史 店長) 「どうしても上のところに隙間ができると息が上がってくるので、そうなると眼鏡が曇ってくる。きっちり上の部分を鼻の角度に合わせていただくと、いくらかは軽減できるかなと思うんですが」
他にも曇りを防ぐために大事なのは、眼鏡の「手入れ」です。河上店長に正しい手入れの仕方を教えてもらいました。
まず、眼鏡を水で軽く洗い流します。汚れが落ちたら乾いた布で丁寧に水気を拭き取ります。ここで、威力を発揮するのが「曇り止め」です。
レンズの表と裏の両面に曇り止めを垂らし、全体になじませます。レンズ全体に塗りこんだら、そのまま1分程度乾かします。最後に布で曇り止めを拭き取れば完了です。
(記者) 「拭き上げが終わったので早速掛けてみたいと思います。しゃべっていても全然曇らないですし、ちょっと上を開けてみて、全然曇りを感じないですね」
曇り止めを塗ることで、眼鏡の曇りがすぐに取れるようになります。
こちらの店舗では、4種類の曇り止めを販売していて、値段は700円から1300円程度。マスクを着ける機会が増えたことから、問い合わせも増えているそうです。
(メガネの平松 青江店/河上雅史 店長) 「メーカーの方もかなり品薄になっていて長いものだと(入荷が)6月中旬とかまでかかるとかいうものも出てきている。需要も増えてきているというのが現状ではある」
今後も続くと予想される「マスク生活」。眼鏡を掛けている人は今まで以上に入念な手入れが必要となりそうです。