JR四国が2024年度の連結決算を発表しました。鉄道運輸収入などが増加し、営業収益が4期連続の増収となり、2期連続の黒字決算です。
(JR四国/四之宮和幸 社長)
「お客様の利用、関係機関の支援のたまものと心より感謝している」
JR四国グループ全体の2024年度の営業収益は552億円で、前の年度より19億円増えました。
老朽化した鉄道施設の修繕費や人件費が増加し、営業利益は130億円の赤字でしたが、国からの支援である経営安定基金などもあり、最終的な当期純利益は33億円と2期続けての黒字になりました。
鉄道運輸収入は233億円で、運賃値上げの効果などで10億円増えました。ただし、沿線人口の減少で定期の輸送人員が前年度を下回り、コロナ前と比べても約90%にとどまっています。
(JR四国/四之宮和幸 社長)
「事業者だけでは解決できない。関係機関と協議・検討していきたい」
JR四国では2025年3月に四国医療器の株式を取得していて、2025年度のグループの営業収益の連結決算は720億円を予想しています。