新型コロナウイルスの影響で売上が落ち込む行きつけの店を応援しようと、前売り制のチケットを購入し、支援につなげる取り組みが始まりました。
その名も「コロナに勝つけん!つながる香川プロジェクト」。 これは、飲食店や小売店など自分の行きつけの店で前売り制のチケットを購入し、支援につなげようという取り組みです。
高松市片原町にある「串焼鉄板ぼの」は、モデル店舗としてチケットを導入しています。 この店では新型コロナウイルスの影響で、3月から5月までの売上が約8割減少しました。 そんな時に幼馴染とともに立ち上げたのが「つながる香川プロジェクト」です。5月11日にチケットの販売を始め、これまでに10組が購入してくれたそうです。
(串焼き鉄板ぼの/綾田雄一郎 店主) 「感謝を込めてそのチケットを使い切っていただくっていう所までは責任を持ってますので、その責任がパワーの源というか、そういう形で日々頑張ろうという思いにつながっていると思います」
高松市では4日、「つながる香川プロジェクト」の報告会見が開かれました。このプロジェクトは「困ったときはお互い様」という、思いやりの上で成り立っています。
確認事項には「チケット販売後に店が閉店」する可能性が記されています。プロジェクトでは、最悪の事態をも受け入れられる間柄での販売・購入を店側、客側双方に求めています。
(つながる香川プロジェクト/田中健 代表) 「そのリスクがあってもそのお店を応援するよっていう方がですね、事前にご理解いただいてそのチケットを買っていただく」
現在、チケットは高松中央商店街をはじめとした店でのみ販売していますが、今後は香川県全域に広がることを目指しています。
(つながる香川プロジェクト/田中健 代表) 「金銭面のことではなくてなじみのお客様や常連様からの『応援しよう』、『がんばろうよ』っていう気持ちが香川県中に広がることを祈っております」
応援チケットの詳細は、「つながる香川プロジェクト」のホームページで確認できます。