県内で、非日常の空間を楽しんでみませんか。香川県三豊市で、県民にゲストハウスを利用してもらおうというキャンペーンが行われています。
キャンペーンの対象の1つ、三豊市仁尾町のゲストハウス「讃岐緑想」。四国の杉で作った建物は木の香りが感じられます。シーツや部屋着には香川の伝統工芸・保多織(ぼたおり)が使われています。さらに…。
(在間隆真リポート) 「目の前には父母ヶ浜が広がっています。こうしてぼーっと座っていると、思わず時間の流れを忘れてしまいます」
「讃岐緑想」は一組限定のゲストハウスとして今年3月20日にオープンしました。しかし、1カ月後には新型コロナウイルスの影響で父母ヶ浜が閉鎖。「讃岐緑想」も5月31日まで施設を閉めていました。
そんな中、三豊市観光交流局が打ち出したのが「香川県民に半額で利用してもらおう」というキャンペーンでした。
(三豊市観光交流局/石井紫 チーフマネージャー) 「県をまたがなくても香川県内には魅力にあふれた場所がたくさんありますので、そういった場所を満喫していただいて、心をリフレッシュしていただけたらなと思います」
6月1日にキャンペーンを始めた結果、「讃岐緑想」では週末を中心に多くの予約が入っています。
(菅組[「讃岐緑想」を管理]/菅徹夫 社長) 「三豊市が打ち出してくれたことでお客さんが短時間で増えたということはひとつありますし、使っていただいたお客様も半額ということで、ずいぶん喜んでいただいているように思います」
三豊市は近年、父母ヶ浜や紫雲出山(しうでやま)が観光地として人気が高まり、県内外から多くの人が訪れるようになりました。 それに伴い、ここ3年で新たに10以上のゲストハウスができています。
香川県民対象の半額キャンペーンは6月いっぱい行われます。 対象のゲストハウスは、三豊市観光交流局のホームページに掲載されています。