出水期を前にした取り組みです。香川県宇多津町の職員が水害時などの避難所開設の動きを確認しました。 今年は感染症の拡大防止策を多く取り入れました。
(香川県宇多津町/谷川俊博 町長) 「避難所においても、感染防止対策をやらなくてはならないということでありますので」
避難所開設の説明会に参加したのは、宇多津町役場避難者対策班の職員11人です。避難所での感染拡大を防ぐためさまざまな対策が講じられています。
(在馬隆真リポート) 「段ボールのパーテーション、縦横2メートルずつとられていてしっかり距離が保たれています。また高さも135センチあり、飛沫の防止にもつながっています」
この段ボールの仕切りは100セット用意されています。また、同じ規模のテントも70基用意しています。 これらは避難所で四隅から順に設置し、避難所が「密」にならないようにしています。
そのほか受け付けをする職員はフェイスガードやゴム手袋をする、避難してきた人への検温や手指の消毒を徹底するといった対策をとります。 職員は段ボールの仕切りやテントの組み立ての手順を確認したり、避難者役と対応者役に分かれて対応を確認したりしていました。
(訓練を受けた職員はー) 「まず体温を測るところとか抵抗される人もいますので、何度か体験することによって実戦に結び付くと思う」
(宇多津町 危機管理課/近藤博文 課長) 「密にならないようにスペースを確保しておりますので、そういう面では安心して避難してきていただきたいというふうに考えております」