季節は初夏から夏本番へと移ろうとしていますが、岡山県和気町の県自然保護センターではクサレダマの黄色い花が湿原を華やかに彩っています。
クサレダマはツツジ目サクラソウ科の植物です。
岡山県自然保護センターではじめじめした湿原の地下に茎を伸ばし、夏になると華やかな黄色い花を咲かせます。高さ約60センチまでまっすぐ上に伸びていて、黄色い花の色から「硫黄草」とも呼ばれています。
クサレダマの名の由来は「腐った玉」とよく誤解されますが、実はそうではありません。黄色い花が「レダマ」という別の植物に似ているためとされています。
夏の湿原を華やかに彩るクサレダマの花は8月ごろまで見られそうです。