JRや高速道路などの利用状況からも、今年のお盆期間は新型コロナウイルスの影響から、移動を控えた人が多かったことがうかがえます。
(JR四国 輸送課/佐々木龍次 課長) 「33パーセントという結果については、本当に残念な状況であるかなと」
JR四国によると8月7日から17日までの瀬戸大橋線の利用者は10万9000人で、2019年の33パーセントにとどまりました。予讃線、土讃線、高徳線の3路線も同じく33パーセントでした。
JR四国では、新型コロナウイルスによる帰省の自粛や、四国各地の祭りの中止が影響したのではないかとしています。
また、JR西日本・岡山支社によると8月7日から17日までの新幹線と在来線の利用者は、合わせて54万4000人で2019年の23パーセントでした。8日土曜日が帰省のピークでしたが、利用者は合わせて3万6000人ほどで、2019年のピーク時と比べ2割程度でした。
高速道路や空の便も例年のお盆期間とは異なりました。高速道路各社によるとお盆期間の高松道と瀬戸中央道の交通量は去年の66パーセントほどでした。高松道では2019年3回発生した1キロ以上の渋滞が今年は発生しませんでした。
また、日本航空が運航する高松ー羽田便の平均搭乗率は約33パーセントで、2019年より50ポイント以上落ち込みました。