香川県で50年前から行われている中学生の集団宿泊学習を、より良い活動にするための改善策を検討する会が発足しました。
学識経験者や中学校の校長、香川県教育委員会の8人からなる検討会です。
香川県の公立中学校の1年生は1970年から高松市にある五色台少年自然センターか屋島少年自然の家で2泊3日の集団宿泊学習を行っています。野外体験学習や炊事などを行っていますが、内容が画一的で生徒の目的意識が薄くなるという課題が出ています。
(五色台少年自然センター/古吉貢 所長) 「集団宿泊学習という学校教育の意義あるいは必要性というのは50年経ってもですね、決して失われてはいないというふうに考えております」
検討会では少子化や都市化が進む中、宿泊学習の意義は失われていないことを確認した上で、学校ごとの特色ある活動を組み入れるなどの改善策を話し合いました。
(香川県教育委員会/小柳和代 教育次長) 「3日間生活する中で成長したよねというような、そういう活動にするにはどうしたらいいかということを、これからも改善を図っていきたいと考えております」
検討会は2020年度、あと2回会合を開き、2021年度からの宿泊学習に反映させます。