日本での仕事や勉学にどんな影響が出ているのでしょうか? 新型コロナウイルスの影響で、出入国が難しくなっている技能実習生や留学生について現状を話し合う会議が高松市で開かれました。
香川県が開いた会議には経済団体や大学の担当者ら約20人が参加しました。 2019年12月末時点で香川県の在留外国人は過去最高の1万4266人に上っていて、そのうち半数近くの約6700人が技能実習生、760人ほどが留学生です。
技能実習生は期間を終了しても帰国できずにいる人がいるため深刻な人手不足は起こっていませんが、4月以降は入国が停滞しています。 香川大学では2020年度の交換留学生が大幅に減り、日本からの学生の派遣もできていません。他の大学や専門学校でもアルバイトの収入が減ったり学習意欲を失ったりして、退学や休学を希望する留学生が出ているということです。
(香川県商工労働部/近藤清志 部長) 「(出入国に関する)国の対応が進む中で現実的に、県としてそれぞれの関係機関をどう支援していくかをこれからしっかりと考えていきたい」