岡山市の肉の卸売り会社がホルモンをユニークな方法で販売し、話題になっています。
(記者) 「ホルモンの自動販売機があると聞いてやってきました。あっ、これですかね。手作り感ありますね」
ホルモン1人前300円。早速コインを入れると。
(記者) 「(コイン入れる)さあどんな感じですかねえ」 (販売機) 「ありがとうございます」 (記者) 「あっ、しゃべりましたね」
コインを投入し待つこと約30秒。
(販売機) 「お待たせしました」 (記者) 「出てきました。国産牛小腸1人前サイズですね」
一体、中はどうなっているのか?
(記者) 「中は普通の事務所なんですね。ちなみに今どこから肉が出てきたんですか?」 (金川食品/金川昌成さん) 「ここです、手でこういう感じで。自動販売機かなと思ったら、全く違います。手動販売機です」
ユニークな方法でホルモンを販売するのは、岡山市の金川食品です。焼き肉店向けに肉の卸売りをしています。このホルモンの販売機に代金が投入されると…。金川さん、椅子から腰を上げました。
大急ぎで冷凍庫に走ります。ホルモンは小腸、心臓など8種類、どれが出るかはその時次第。
(お客さんはー) 「何が出るのか分からないのが面白いのかなと思って、買おうかと思いました」
この販売を始めたのは2019年の2月。世界的な飼料の価格高騰で肉の仕入れ価格が上がる中、利益を確保しようと始めたものです。
(金川食品/金川昌成さん) 「ホルモンの在庫もかなり余ってて、何か新しいことをしたいなと思いまして。(製作費は)多分3000円も掛かっていないと思います。あんまりもうけもないんですが、ホルモン食べた方もおいしかったよと言ってくれるのがうれしいですね」
ところでこの販売機、人がいないと動かないため外出時などは取り外します。なかなか機能的です。