小・中学生やプロのエンジニアらが一堂に会しデジタルゲームを作るイベントが高松市で開かれました。 イベントを開いた男性にはある思いがありました。
9月、高松市で2日間開かれたイベント「最強ゲームジャム」。「ゲームジャム」とはゲームと音楽のジャムセッションを組み合わせた造語で、ジャムセッションのように即興でゲームを作ります。
今回のゲームジャムには香川の小・中学生10人とゲームクリエイターらが参加しました。参加者はチームに分かれアイデアを出し合いながらゲームを作っていきます。ルールは「スタート」と「ゴール」を作ることだけです。
(小学6年生) 「自分が作ったアイテムとかをゲームに登場させるっていうのが面白いです」 (中学3年生) 「こんなこともできるんだなっていうのがわかって、とてもいいです」
(讃岐GameN/渡辺大 代表) 「興味というか学びたいという気持ちだったり本当に楽しい、もしくはクリエイターなりたいっていう強い明るい思いを感じますね」
渡辺大さんはゲーム制作をしている人たちで作る団体「讃岐GameN」の代表を務めています。今回のイベントをe-とぴあ・かがわと共同で開催しました。 渡辺さん自身ゲームに関わる仕事をしたいと思っていましたが、当時、理解してくれる人はいませんでした。
(讃岐GameN/渡辺大 代表) 「一緒にやる仲間がいるんだとか、この人たちはやり続けてるんだっていうことが見えるっていうことっていうのが、夢に向かって歩き続けていく力になるんじゃないかなっていうのは信じてるとこではありますかね」
2日間の試行錯誤の末…
(制作発表ではー) 「アイテムのプログラムを担当しました。巨大化するアイテムがあるんですけど、徐々に巨大化して徐々に戻っていくという表現をプログラムでするのが手応えを感じました」 「プロのエンジニアさんがプログラムを作るところがすごくて、unity(ゲームエンジン)とかでプログラミングやってみたい」
他のキャラクターを妨害しながらゴールを目指すカーレースや、迷路をフィールドに2人で対戦するゲーム。卵を拾ってふ化させてポイントを集めるゲームなど、アイデアが光る作品が出来上がりました。
(讃岐GameN/渡辺大 代表) 「いろんなものを学んだ後に振り返ったら「香川でもこの仕事してる大人はいたな」っていう、こっちに帰ってきてやりたいとか、またあの人たちと働きたいっていうそこ、その10年後くらいにつながればいいなと思ってます」
「讃岐GameN」と「e-とぴあ・かがわ」は今後も年に1回ゲームジャムを開催する方針です。