18日に東海地方の遠州灘の沖で発生した地震について、緊急地震速報の震度予報が、海底に設置されている地震観測システムの不具合により一時、過大に予測されたことが分かりました。
18日午前8時半すぎ、遠州灘を震源とするマグニチュード4.6の地震が発生し、静岡県と愛知県で最大震度2を観測しました。
この地震を巡っては、気象庁が緊急地震速報で一時、マグニチュード6.4、最大震度4と予測していました。
気象庁が過大に予測された原因を調べたところ、静岡県から三重県までの東南海沖に設置されている地震観測システムで、地震波形ではない信号が誤って入力されたため過大に計算されたということです。
この原因については調査中としています。
気象庁は今回のトラブルを受けて、東南海沖に設置している5つの地震計のうち、陸側にある2つの地震計の運用を停止しました。
そのため、このエリアで陸側を震源とする地震が発生した場合は、緊急地震速報が最大で数秒遅れる可能性があるとしています。