秋も深まる中、「マツタケ」について取材しました。今年のマツタケは、「大きい」…けど「遅かった」ようです。
(赤木由布子リポート) 「マツタケを手軽に楽しめるのが、こちらのうどん店です」
高松市の「ひさ枝」では9月、「マツタケうどん」の提供を始めました。 かつては「裏メニュー」でしたが、人気だったため季節限定メニューに名を連ねるようになりました。
(お客さんはー) 「週に1回はたべます。まるまる安く食べられるので気に入っています」
「マツタケうどん」は1杯900円ですが、プラス600円でマツタケの量を増やすこともできます。 ただし、このマツタケ、今年はちょっと出足が遅れました。
(ひさ枝/久枝了さん) 「なかなか物が入ってこないのと、八百屋さんも需要がないので取らないので、私たちの手に回ってこなかった」
「ひさ枝」では、例年7月からマツタケうどんを提供していますが、今年は新型コロナの影響で手に入りづらく2カ月ほどスタートが遅れました。また仕入れ価格は例年より1割ほど高くなっているそうです。
この秋の味覚はスーパーにも並んでいます。マルナカ栗林南店では、カナダ産のマツタケを取り扱っています。 こちらでも、入荷が1カ月ほど遅れ8月からの販売となりました。それでも…。
(赤木由布子リポート) 「例年ですとMからLサイズが多いですが、今年は3Lサイズも入荷しています」
(マルナカ栗林南店 野菜担当/西川藤男さん) 「私も入社して以来初めて見ました。新型コロナウイルスの影響なども多少あると思いますけど…例年から比べたら今年の方がちょっと少しだけ高いような感じですね」
「マツタケ」というと高級なイメージがあると思いますが、皆さんはカナダ産のものはいくらだと思いますか? 1本700円です。ちなみに、国産だと約5倍の4000円ほどするそうです。
マツタケの国内の生産者は減っていて、47都道府県で21府県にしかいません。2019年岡山は生産者数19戸、香川は4戸でした。国内で採れる量が減っているため、輸入品が増えてきています。
今年は新型コロナの影響がマツタケにも及んだようです。