岡山市でバス路線を運行する5社は先月、最低運賃を160円に変更する共同経営計画を国土交通省中国運輸局に申請し、19日に認可されました。
申請していたのは、岡山電気軌道、両備ホールディングス、中鉄バス、下津井電鉄、備北バスの5社で、運行する路線バスと路面電車の最低運賃は、10月1日から160円になります。
例えば、岡山駅~岡山市役所(現行120円)の運賃は、今後160円になります。
岡山市中心部の路線バス・路面電車の状況について、上記のうちのある会社は、競争激化で運賃が安い状態が続いている上、人件費や燃料費の上昇が経営を圧迫していて、運賃適正化による収益改善が課題になっていたとしています。今回の適正化で、2029年度には、5社合わせて約1億4900万円の収支改善効果が期待されるとしています。
■運賃改定を予定している主な区間<バス>
岡山駅~天満屋、岡山駅~市役所、岡山駅~県庁前 120円→160円
岡山駅~後楽園前、岡山駅~法界院駅前 140円→160円
■運転改定を予定している区間<路面電車>
岡山駅前~郵便局前、岡山駅前~県庁通り 120円→160円
岡山駅前~清輝橋、岡山駅前~東山 140円→160円