2020年の香川県のホテルや旅館に泊まった人の数が、前の年の約半数だったことがわかりました。
香川県のホテルや旅館などで作る組合が加盟する113施設を対象に12月31日時点の利用状況を調査しました。回答があった70ほどの施設の2020年1年間の宿泊者は、前の年と比べて約44%減少しました。
新型コロナウイルスの感染者が香川県で初めて確認された3月以降、宿泊者数は減少し、5月には前年比で90%以上落ち込みました。
GoToトラベルキャンペーンや香川県独自のキャンペーンが始まると徐々に持ち直し、11月と12月は前年の80%台まで回復しましたが、年末からの一時休止により1月以降の予約は再び前年の50%を下回るなど落ち込んでいます。
組合は「感染症対策を行いながら感染拡大が落ち着いた地域からの個人旅行などによる旅行需要の喚起に期待したい」としています。