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インドネシアへ絵本を SNSで善意をつなぐ「ミツバチプロジェクト」とは? 高松市

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 少しユニークな募金が高松市で始まっています。
 ミツバチが花から花へと蜜を集めるように、募金箱が人から人へ引き継がれ「善意の輪」を広げています。

募金を始めたきかっけは?

 募金を始めたのは、高松市でマナー教室を運営する樫原美和さんです。

 10代の頃からモデルとして活躍した樫原さん。自分の可能性を広げたいと5年前からマナー講師としても活動しています。2020年、新型コロナの感染が広がる前に友人とインドネシアを訪れたことが、募金活動を始めるきっかけとなりました。

(マナー講師/樫原美和さん)
「インドネシアの方も学校に行けない。私も仕事が無くなったところ。その時間を有効に使ってお互いに何か出来ることがないかということで、マナーを教えるようになったのが始まりです。(マナー教室では)日本語を学んではいるんですが擬音語・擬態語などですね。そういったところを、どうにかして私が伝えることができないかというところで…」

 そこで思いついたのが「絵本を読んでもらうこと」でした。樫原さんはこれまでに2回、合わせて約150冊の絵本をインドネシアに送りました。

(マナー講師/樫原美和さん)
「(絵本を見て)すごく喜んでいただいてまして、声に出して読んでいただいたり、こういうことだったんだとか、日本語で知らないものを見たり、それを音で感じたりが出来ているようで、とても喜んでいただいています」

 しかし、その送料や諸経費は予想以上に掛かりました。

絵本を毎月送るのに掛かる費用

(マナー講師/樫原美和さん)
「25キロ送ると1万8000円~2万円弱になりますので、毎月となるとかなり負担になるかなと…。まず、お知り合いの人こじんまりと募金を募ろうかなと思いまして旅に出したところ、皆さんからすごく好評を得まして活動が大きくなっています」

SNSのつながりで広がる「ミツバチプロジェクト」

 人から人へ旅をする募金箱。樫原さんはこの募金を「ミツバチプロジェクト」と名付けました。

 高松市で蕎麦店を営む小川浩司さん。樫原さんは小川さんに募金箱のスタートを託しました。以降、SNSでつながっている人を中心にバトンをつないでいます。

(そば酒房 緒川/小川浩司さん)
「SNSで友達になっている人たちは、皆さん実際に会ったりとか信頼できる方たちなので、その方に広げていただいて、今どこに広がっているのかもわかりやすいので、すごくいい案だと思います」

(マナー講師/樫原美和さん)
「募金をしていただいてもしていただかなくても、私の取り組みを知っていただければ結構ですので、(新型)コロナが終息する時にゴールも一緒にできたらなと思っています」

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