暖かな陽気の中、香川県丸亀市のお寺では満開の寒桜が春の訪れを告げています。
丸亀市の福成寺です。約20本の寒桜のうち、今満開なのが淡いピンク色の「讃岐寒桜」です。
(野口真菜リポート)
「今年は暖かい日が多かったことで、例年よりも10日ほど早く咲き始めたといいます。ここだけ一足早く春がやってきたようです」
この寒桜は、35年前の1986年当時、殺風景だった場所に地域の人に喜んでもらいたいと、住職のお母さんが植えたものです。
甘い香りに誘われ、メジロたちが花をついばむ姿も。桜とメジロを一緒に写真に収めようと、カメラを構える人たちでにぎわっていました。
(撮影に来た人は―)
「毎年ちょこちょこのぞきに来るんですけどね。飛びよるところ、たまに撮れる」
「今年、春らしいの撮るのは初めてです。こうやって見たら春が来たなという感じがしますね」
2月下旬には、濃いピンク色の「椿寒桜」も見頃を迎えるということです。