豪雨災害を繰り返さないことが目標です。
岡山大学などが陸上と水中を同時に見ることができるドローンの実用化に向け、4月からテスト飛行を始めます。
岡山大学大学院の西山哲教授や、岡山河川事務所、ドローンに関連したサービスを展開するアミューズワンセルフが行っている研究です。
研究グループはこれまで、水中の土砂などを計測できるレーザー機器をドローンに積み込み、陸上と水中を同時に計測することができるようになりました。
そしてこのレーザードローンを使って、陸上と水面下の状況をサーバー上で再現することや、洪水対策のシミュレーションが可能になりました。
西山教授によりますと、これまでの航空レーザーの測量に比べてレーザードローンは10倍以上の精度があり、信頼性の高いシミュレーションが可能だということです。
実用化されれば効果的な川の掘削や樹木伐採ができることから、有効な洪水対策が可能になるということです。
(岡山大学大学院/西山哲 教授)
「いち早く対策ができる。”あそこが沈下したぞ”とすぐわかるので、そうすると迅速な対応ができる。世の中の防災・減災を変えたい」