新型コロナウイルスのワクチン接種を加速するのが狙いです。岡山県が設置した集団接種会場で接種が始まりました。
岡山県は、ワクチンの接種を進めるため岡山市北区に2カ所県営の接種会場を設置します。このうち「川崎医科大学総合医療センター」では14日、接種が始まりました。
(記者リポート)
「県営の接種会場では、まだ一度も接種を受けていない医療従事者への接種を進めて、ワクチンの打ち手の確保や医療崩壊を防ぐのが狙いです」
14日には、医療従事者や川崎医科大学の実習生ら約270人が接種を受ける予定です。
医師が問診を行い、看護師が接種をします。
接種の対象は当面、医療従事者や高齢者施設などの職員で、1日当たり2つの会場で合わせて700人から1500人の接種を見込んでいます。
特例承認されたモデルナ社製のワクチンを接種します。
岡山県によりますと、一度も接種を受けていない約1万5000人が接種を希望しているということです。
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「学生さんも含めた広い意味での医療従事者全員に接種が進んでいません。ここでクラスターが起きたら大変だろう、ここはリスクが高いよなというところをできるだけ早くカバーしていきたい。また、そういうところが終わったら、県全体の接種をスピードアップさせていきたいと思っています」
もう1カ所の「岡山県南部健康づくりセンター」での接種は、6月17日に始まります。