2度の減額の末に決着しました。
丸亀市議会が新型コロナウイルスの経済対策として全市民に3万円給付する案を賛成多数で可決しました。
21日朝、丸亀市役所の前では、市民全員に現金を給付するという市長の方針に対する反対運動が行われていました。
(現金給付に反対する市民は―)
「現金ばらまきみたいなのはよくないね」
「品格にかけてる、首長になる資質がない」
丸亀市の松永恭二市長は、2021年4月の市長選で経済対策として市民に10万円を給付することを公約に掲げて当選しました。
その後、財源不足を理由に5万円に減額した予算案を6月市議会に提案していましたが、委員会で効果を疑問視する声が相次ぎ、1人当たり3万円に減額修正されていました。
採決の結果、3万円給付の予算案は賛成多数で可決しました。
(丸亀市/松永恭二 市長)
「3万円になったことに対しては、皆さんにお詫びを申し上げますし、私の任期中には精一杯市民の皆さんのお役に立てるよう、利益になりますように取り組んでいこうと考えております」
(丸亀市民は―)
「最初からおかしかったですよね、10万なんて。それで入れた方もたくさんいらっしゃると思うんですよ」
「3万円でもいただけたらありがたいと思います」
「10万円という金額を出さなくて、支援金みたいな形で言ってたらね」
丸亀市は、7月末にも市民に給付金の申請書を送り、8月中旬に1人当たり3万円を給付する方針です。