香川県善通寺市の高校生が制作した「コマ撮り」のアニメーションが、アメリカの国際広告コンテストで「ファイナリスト」に選ばれました。
「コマ撮り」のアニメーション動画は、善通寺第一高校デザイン科の2020年度の3年生30人が約8カ月かけて制作したものです。テーマは「ダンボールの魅力」をPRすること。
高さ3メートル近い人形を動かして、1コマずつ写真に納めました。撮影した写真は約1万2000枚に上りました。
この作品が40カ国以上が参加する世界最大規模の広告コンテスト、「ニューヨークフェスティバル」の広告賞・学生部門で、日本の作品で唯一「ファイナリスト」に選ばれました。善通寺一高のデザイン科は2020年の「黒板アート」の動画に続いて2年連続の選出です。
(撮影を担当/白川美姫さん)
「一個上の先輩が賞を受賞されているのを見てすごい憧れてたので、自分たちも受賞できてすごくうれしかったです」
(善通寺一高 デザイン科/井上猛 先生)
「生徒たちがいる時間とか環境を一つのフィルムの中に凝縮して詰め込んでいくというその時間の重なりが命だと思うので、それが見る人に伝わっていることがとてもうれしい」
また、善通寺一高のデザイン科は10年以上にわたる活動が地域の活性化やイメージアップにつながったとして「かがわ21世紀大賞」を受賞し、16日に表彰式が行われました。