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岡山県 妊婦とパートナーへの「優先接種」開始〈新型コロナ〉

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 新型コロナに感染すると早産や重症化する恐れがあるとされている妊婦や、そのパートナーへのワクチンの優先接種が岡山県で始まりました。

(記者リポート)
「こちらの会場では、まだ接種を受けていない妊婦やそのパートナーが、優先的に受けられる枠を設けています」

 岡山県が設置した集団接種会場「川崎医科大学総合医療センター」では、妊婦14人とパートナー4人がモデルナ社製のワクチンの接種を受けました。

 千葉県では8月、新型コロナに感染して自宅療養をしていた妊婦が早産し、赤ちゃんが亡くなりました。

 岡山県では、妊婦とパートナーへの優先接種は川崎医科大学のほか、9月11日から岡山医療センターで、9月15日からは岡山赤十字病院で行われます。予約は、かかりつけの産科医療機関などででき、いつ接種が受けられるかは接種の4日前に決まります。

(接種を受けた妊婦は―)
「千葉県の妊婦の方のニュースを見てかなり不安な気持ちになったので、そこが大きな決め手だったと思います。もう出産間近なので不安なことがたくさんあったんですけど、受けられてほっとしています」

 厚生労働省によると、日本で承認されているワクチンが妊娠や胎児、母乳などに悪影響を与えるという報告はなく、妊娠中や授乳中でも接種を受けることができます。新型コロナに感染した妊婦から胎児へ感染することはまれとされていますが、妊娠後期に感染した場合は早産の可能性が高まったり、重症化したりすることが報告されているということです。

 厚生労働省では妊娠の時期を問わず、パートナーとともに接種を受けてほしいとしています。

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