病気や障害などがある家族や友人を援助している「ケアラー」を支援する岡山県初の条例案が総社市議会で可決されました。
条例案は、9日に開かれた総社市の定例市議会で全会一致で可決されました。
ケアラーとは、精神障害や病気がある家族や友人などを無償で支援している人を指します。特に18歳未満の子どもは「ヤングケアラー」と呼ばれ、学業に支障が出ているケースもあるということです。
可決された条例では、ケアラーの生活を支援し、ヤングケアラーには適切な教育機会を確保するとしています。市によりますとケアラーに関する条例制定は県内初で、全国の市でも三重県の名張市に次いで2番目だということです。