10月2日、3日は、まん延防止等重点措置が解除され最初の週末となりました。岡山県は県有施設が再開するなど、人や街が動き始めています。
秋の気配を感じる「岡山後楽園」
8月7日から9月30日まで臨時休園し、10月1日に営業を再開した岡山後楽園では、既にカエデが色付き始め、秋の気配が感じられます。
園内の田んぼ・井田の稲刈りは9月28日、臨時休園中に行われ、稲がはぜ掛けされています。例年、地元小学生などが行っていますが、新型コロナの感染防止のため2年続けてスタッフが行いました。
園内からの岡山城の眺めは令和の大改修により、天守閣に足場が付けられるなどしています。
沢の池の前、石段に腰掛けて鯉に餌をやる家族連れがいました。
(来園者は―)
「ちょっときょうはママが仕事だから(孫を)連れてきました。婆ちゃんが。(Q.一緒にお孫さんとお出掛けとかするのに良い場所だったり?)そうですね。あっ黒いのがいる、チーちゃん」
岡山後楽園によりますと、週末の来場者は新型コロナ感染拡大前の2019年の同じ時期に比べ、土曜日が約65%減、日曜日が60%減ということです。
岡山県立図書館では――
約1カ月休館した岡山県立図書館も10月1日に開館しました。
(記者リポート)
「興味のある本を探しているとどんどん増えていって、選べなくて困ります」
コロナ禍でお家時間が増え、以前にも増し図書館が欠かせないものになっていると話す人もいました。
(来館者は―)
「いろんな本に囲まれて、好きな本を探して読んだりするのがすごく好きなので、開館されてすごくうれしいです。待ってました」
来館者は久しぶりに本を選ぶ楽しみを味わいました。児童書のコーナーでは、物語絵本や図鑑などを選んだり、閲覧コーナーで読み聞かせする姿も見られました。
(来館した子どもは―)
「ペンギンのこと、ペンギンの種類とかを知られるように、ペンギンの本を借りた。(Q.ペンギン好きなの?)うん」
(父親は―)
「いろんな興味があるものが調べられたり、図鑑だったり、絵本だったり。早く日常が戻ってくればありがたいですけどね」
(岡山県立図書館/山崎貴彦 副館長)
「読書を楽しんでいただくというようなところも生活の中では潤いの一つかと思いますので、お助けができればいいかなと思っています」
アンティーク雑貨の催しも
岡山市北区の「ブランチ岡山北長瀬」では、アンティーク雑貨などの催しが開かれました。
(出店した『さざなみ堂』店主は―)
「コロナでなかなかこういうイベントがなかったので、すごく楽しんでいただけて、こちらとしても楽しい」
(訪れた人は―)
「他の人の表情を見てもストレスが抜けたような。このまま終息してくれれば、冬はちょっと怖いですけど」
NTTドコモの調査によりますと、3日は岡山市、倉敷市の中心部でいずれも前の週の日曜日より人出が増加しています。