三井E&S造船から船を造る事業を譲り受けて10月1日に発足した、玉野市の「三菱重工マリタイムシステムズ」が、初めての進水式を行いました。
玉野本社の工場内で行われた進水式には、調枝和則社長ら約140人が出席しました。
進水したのは神戸大学が海上実習や海洋研究のために使う航海練習船「海神丸」です。この船は2020年、神戸大学から三井E&S造船が受注したものです。
事業を受け継いで10月1日に誕生した三菱重工マリタイムシステムズとしては初めての進水式です。
(三菱重工マリタイムシステムズ/調枝和則 社長)
「新会社発足後、進水第一番目でございます。末永く愛される船舶となりますよう、全社一丸となりさらなる努力を積み重ねて行く所存でございます」
今後は海神丸の内装を整えたり、試験運転をしたりして、2022年3月に大学へ引き渡す予定です。