岡山県玉野市の三井E&S造船で、海上自衛隊で3隻目の音響測定艦の進水式が15日、行われました。
命名・進水式には防衛省関係者や市民など約650人が参加し、音響測定艦の船出を見守りました。音響測定艦は海中の音の情報を集めるための船で、他国の潜水艦などの探知が行えます。
音響測定艦には海にちなんだ名前が付けられていて、3隻目は瀬戸内海の安芸灘から「あき」と名づけられました。
「あき」は全長67メートル、幅は約30メートルでエンジンを載せた船体を海面より上に出すことで、より精密な音の情報が収集できる構造になっています。
「あき」は約30年ぶりの音響測定艦で、防衛省の発注で約226億円かけて2018年10月から建造されていました。
これから内装の整備や運転テストなどを行い、2021年3月に就役する予定です。