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「ふるさと納税していますか?」今年は返礼品に“ある変化”が

 視聴者の皆さんの声をもとにニュースをお届けする「みんなに聞いてみた」。今回のテーマは「ふるさと納税していますか?」です。

 「ふるさと納税」とは控除上限額の範囲内で自分が選んだ自治体に寄付をすると、所得税の還付や住民税の控除が受けられ、実質2000円の自己負担でさまざまな返礼品を受け取れる制度です。

 パークKSBアプリのアンケートで今年ふるさと納税をしたか尋ねると、34%が「した」または「する予定」と答えました。

 寄付先の自治体を選ぶときに重視することを尋ねると、「返礼品が魅力的」と答えた人が最も多くなっています。返礼品といえば肉や海産物といった特産品のイメージが強いと思いますが、今年はこうした返礼品にある変化が出ているんです。

返礼品は肉や海産物だけじゃない

 長崎県の離島で開かれている朝市。地元の事業者がライブ配信を行い、視聴者が選んだ食材を箱詰めして自宅に届けるサービスを実施しています。このサービスは、ふるさと納税の返礼品にもなっているんです。

 国内最大級のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」の担当者によると、新型コロナ感染拡大前にはなかったタイプの返礼品が増えているといいます。

(ふるさとチョイス/田中絵里香さん)
「新型コロナ禍で新しい動きとしましてはオンライン型の体験の品が増えていると感じている」

 福岡県大任町では町のPR大使を務めるアイドルと旅している気分を味わえるもの、香川県琴平町では地元の人気ガイドによるオンラインのまちあるきツアーなど、自治体によって内容もさまざまです。

(ふるさとチョイス/田中絵里香さん)
「実際にうどんなども手元に届くので、食べながら、お家にいながら地域を感じるお礼の品になっていると思う」

 もう一つ増えているのが、新型コロナで需要が減り行き場を失った食材などを返礼品にして全国の事業者や生産者を「応援」するタイプのものです。

(ふるさとチョイス/田中絵里香さん)
「寄付することでお礼の品を対価にもらうのはどうなのかと思う方も一定数いると思うが、(寄付額の)3割はお礼の品代として地域の事業者に届くので新型コロナで困っている事業者への支援としてふるさと納税を活用していただけるのかなと」

 岡山県の名産品「ノリ」も、生産者を応援する返礼品として今年から寄付を受け付けています。

 岡山県産のノリは新型コロナによる外食産業や業務用の需要の落ち込みで、年々上昇傾向にあった価格が下落。昨年度のノリ1枚の平均単価は前の年度より4円以上安い8円38銭となっています。

(岡山県漁連 海苔課/山本和弥 課長)
「今一番ノリの需要のシェアを占めるのがコンビニのおにぎり。リモートワークとかそういった形で都会のビジネス街のコンビニのおにぎりとかの売り上げがかなり下がってる。影響がかなり出ている状況」

 今年もまもなく生産が本格化しますが、価格が新型コロナ感染拡大前の水準に戻るにはまだ時間がかかる見通しです。

 岡山県漁連の担当者はふるさと納税で岡山産のノリをPRし、消費拡大につなげたいとしています。

(岡山県漁連 海苔課/山本和弥 課長)
「食べていただいておいしいっていうことがわかっていただければ、必ずまたリピートしていただけたりとか、そういったところで少しずつでも岡山のノリが一般の方に広まっていけば」

 ふるさと納税は地方自治体の貴重な財源となっている一方で、「高所得者ほど得をする仕組み」「本来入るべき税収が減ってしまった自治体もある」といった指摘もあります。制度の仕組みやこうした点についてきちんと知ったうえで、利用するのかどうか判断が求められます。

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