11月14日投開票の観音寺市長選挙についてお伝えします。立候補しているのは、届け出順に、いずれも無所属新人の城本宏さん(52)と佐伯明浩さん(61)です。
通算26年にわたって市長を務めてきた現職が引退し、新人同士の一騎打ちとなった今回の選挙戦。両候補は人口減少対策や、にぎわい創出などでそれぞれの主張を戦わせています。
それぞれの主張は――
(無所属・新/城本宏 候補)
「ふるさと観音寺を良くしよう変えよう、発展させよう、そういう思いが本日のこの大勢の皆様のこの人数だと思います」
城本さんは元衆院議員の大野功統さんや息子・敬太郎さんの秘書を25年に渡って務めてきました。
選挙戦では「観音寺市新時代」をキャッチフレーズに勇気を持って変化させると訴えています。
(無所属・新/佐伯明浩 候補)
「未来永劫、持続可能な町として、発展し続ける町として、皆さんと共に整備をしていきたいと思っています」
佐伯さんは元衆院議員・森田一さんの秘書を経て2007年から14年にわたり香川県議会議員を務めました。
「住んで幸せな町、来て楽しい町、未来を育む町」を掲げています。
10月時点の観音寺市の人口は1市2町が合併した2005年に比べると6500人以上減っていています。さらに各種の人口推計でも2040年までにさらに1万人以上減るとされています。
今、市民は新しい市長に何を望むのか――
(観音寺市民は―)
50代女性
「三豊市の方が住みやすっていうか、通信とか。学校のそういうのが全部早い。早め早めに対応できるようになってほしい」
60代男性
「企業の誘致、それからなんか活性化できるようなものを誘致。引っ張ってきてほしい」
70代女性
「やっぱり観音寺市の活性化。もう少し魅力のある農業ができるような感じにしてほしい」
人口減少対策は――
今回選挙を戦う2人が人口減少対策にあげたのは子どもや若者への支援策です。
(無所属・新/城本宏 候補)
「小学生までの給食の無料化。大学生が安心して、進学を考えられるような奨学金制度を考えています。これは返済不要と」
(無所属・新/佐伯明浩 候補)
「三豊工業高校跡地、看護大学の誘致がほぼ内定したこと。また若い笑顔、若い力が返ってくると思います。それをしっかりやっていきたい」
市のにぎわい創出については――
(無所属・新/城本宏 候補)
「国内外から人が多く来ていただける。それがマリンスポーツだったりコンサートだったり、そこにはお金を落とす、集う場所がある。無料Wi-Fiスポットが町中にできれば、お客さんが来て、情報を無料で発信してくれる。営業マンになってくれる」
(無所属・新/佐伯明浩 候補)
「サイクリングというのは市民の皆さんの健康増進のためでもありますが、外国人観光客の誘致には絶対必要でございますのでエコサイクリングロードの整備はやれると思います。中四国最大級の道の駅を作っていく。そのこともやってにぎわいを生み出していく」
観音寺市長選挙は14日投票で即日開票されます。