「ことでん」はグループのゴルフ場「高松グランドカントリー」が高松地方裁判所に民事再生手続きの開始を申し立てたと発表しました。
「高松グランドカントリー」は1974年、香川県三木町にオープンしました。
ゴルフの競技人口の減少などでゴルフ場の運営は厳しい状況ですが、「高松グランドカントリー」はインターネット予約やポイント制の導入などでおおむね黒字を維持していました。
しかし、約1800人いる会員の高齢化に伴い、この3年で退会希望者が増加、預託金の返還請求が相次ぎました。
「高松グランドカントリー」は、この預託金の返還を継続することが不可能だと判断。24日付で高松地裁に民事再生手続きの開始を申し立て、受理されたということです。
負債総額は46億8000万円の見込みです。
会員らが持つ債権は今後、ゴルフ場の収益性や地価などを鑑定し弁済額を決めていくということです。
高松グランドカントリーは、営業を続けながら自主再建を目指すとしていて、11月28日に債権者集会を開くということです。