香川県土庄町で、樹齢1600年以上といわれる「シンパク」の木に地域の人たちが新しい「しめ縄」を飾り付け、正月の準備を整えました。
小豆島八十八カ所霊場の一つ「宝生院」の境内には、国の特別天然記念物に指定されている「シンパク」の木があります。
高さは約17メートル、幹回りは17メートル余りで、樹齢は1600年以上といわれています。
宝生院のしめ縄作りは100年以上前から行われていたという伝統行事で、4日はシンパク保存会や地元の老人会などから15人ほどが参加しました。
近くの農家からもらったわらを使って、長さ18メートル、太さ10センチほどのしめ縄と、縄に垂らす「はかま」を3時間半かけて作りました。
古いしめ縄を外した後、新しいしめ縄をシンパクに飾り付け、1年の平安を祈願しました。