2年連続で宝木の争奪戦は中止となります。2022年2月に行われる西大寺会陽は新型コロナの感染防止のため、2021年と同じく無観客で行われることになりました。
(西大寺会陽奉賛会/大森実 会長)
「再来年はみんな力を合わせて1万人でどっと行こうよと」
西大寺会陽は勇壮な裸祭りとして知られています。
これまで約1万人のまわし姿の男たちが2本の宝木を奪い合ってきました。しかし、2021年は新型コロナ対策として500年余りの歴史上初めて争奪戦を取り止め、歴代の福男98人の中から住職が札を引いて2人の福男を決めました。
13日、主催者の西大寺会陽奉賛会は2022年2月19日の会陽についても無観客で行うと発表しました。福男は決めず、住職が祝い主に直接宝木を渡します。
争奪戦が始まったとされる1510年より前の会陽を参考にしたということです。