勇壮な裸祭りとして知られる西大寺会陽が15日夜、岡山市で行われました。
西大寺会陽は、福を呼ぶと言われる宝木を裸の男たちが奪い合う祭りです。500年以上の歴史を持つ国の重要無形民俗文化財です。
15日夜、岡山市の西大寺観音院に締め込み姿の大勢の男たちが集まりました。男たちは身を清めた後、本堂になだれこみ、芋を洗うようにひしめき合いながら「その時」を待ちます。
午後10時、境内の明かりが消され、2本の宝木が投下されました。宝木が放つ強い香りを頼りに男たちが渦を作って奪い合います。
激しい争奪戦の末、岡山市の牧野匡洋さん(37)ら2グループが今年の福を手にしました。