手袋の産地・香川県東かがわ市で、かつてのヨーロッパで使われていた手袋を紹介する展示会が開かれています。
東かがわ市の「香川のてぶくろ資料館」では、中世から近代にかけてヨーロッパで使われていた手袋や解説パネルなどが展示されています。
17世紀ごろのヨーロッパでは王族や聖職者、上流階級の人々が宝石などで飾った手袋を「権威の象徴」として用いていました。
19世紀のハンガリーで使われていた手袋も展示されています。当時の手袋は手を美しく見せようと細身に作られたものが多く、装具で生地を広げながら指を通していました。手袋や装具はグローブボックスに入れて保管していました。
時代によって変化してきた形や装具など手袋の歴史を学べる展示会は12月26日まで行われています。