子どもの感染が相次いで確認される中、香川県では学校の学級閉鎖や保育所の臨時休園などが相次いでいます。子どもを育てる家庭にも影響が出ています。
31日午前、高松市の公園にいたのは2歳と3歳の孫を連れた男性です。
2人の孫が通う保育所が新型コロナの影響で臨時休園となったため、両親の代わりに面倒を見ているそうです。
(孫2人と訪れた男性)
「どうしても(母親の仕事の)調整が利かない場合は僕が(子どもを)見させてもらっています。全国的に起こっているから観念してとうとう来たかという」
また別の公園にも臨時休園中に孫の面倒をみているという男性の姿がありました。
(孫と訪れた男性)
「1日はどうにか見てやろうかなと。(休園は)しょうがないかなと。保育所も大変だと思いますし、それはしょうがないかなと受け止めています」
高松市では先週金曜日、28日の時点で11の保育所が臨時休園していました。
また、香川県のまとめでは、1月に入ってトータルで52の保育所や認定こども園が臨時休園をしたということです。
さらに、臨時休園していなくても子どもを見られる家庭には登園自粛を求めているケースもあるようです。
(3人の子を持つ母親)
「(旦那は)きょうは仕事をしていたので、私が休みなので私だけ来て見てるんですけれども、(もし休園したら)本当に困りますよね。私がだいたい休むようになると思うので、それはすごい困るかなというのと、期間がどれくらいかかるかっていうのもちょっとね」
子どもの感染が相次ぐ中、高松市は29日から保育士らを対象とした集団接種を始めました。
接種は土日祝日を利用して進める予定で、29日と30日は高松市役所の会場で622人が接種を受け、うち保育士らは196人でした。
高松市では2月20日までに約3000人の保育士らに接種する方針です。
さらに学校にも影響は出ています。
香川県教育委員会によると、31日は小・中・高校合わせて34校が学級閉鎖などをしていて、うち3校は臨時休校しているということです。