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「移動もヤドン、寝るときもヤドン」ヤドンづくしのフェリーとホテルが登場 香川

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 ポケットモンスターの人気キャラクター「ヤドン」をラッピングしたフェリーが、高松港と土庄港の間を5日から運航します。さらに、ヤドンに囲まれるホテルの部屋も登場し、将来的な観光客の誘致が期待されます。

 小豆島フェリーが5日から運航する「ヤドンのフェリー」。のんびりとしていて愛らしいヤドンがラッピングされています。

(宮川周三リポート)
「フェリーの中を歩くと、いろんな場所でヤドンを見つけることができます。こちらのテーブルにはヤドンがたくさん描かれています。外を見るとヤドンと景色を一緒に楽しむことができます」

 「ヤドンのフェリー」は高松港と土庄港を1日5往復します。(運賃は通常のフェリーと同じ)

 4日はお披露目式が行われ、「うどん県副知事」で俳優の木内晶子さんがフェリーの甲板でテープカットしました。

(うどん県副知事・俳優/木内晶子さん)
「笑顔がフェリーに乗った瞬間にあふれました。気持ちが元気になりました。この気持ちを皆さんにも味わっていただきたいです」

 香川県は、観光客の誘致につなげようと2018年からヤドンとコラボレーションしたさまざまな企画を行っていて、今回はその一環です。

 高松市のホテルには特別な部屋が登場しました。

(宮川周三リポート)
「部屋に入るとまず目に飛び込んでくるのが大きなヤドンのぬいぐるみです。存在感がありますね。そして壁を見るとヤドンとうどんが描かれています。そしてこちらご覧ください。トイレやお風呂に入るときもヤドンです。さらにベッド、寝るときもヤドンです」

 その名も「ヤドンのお宿」。ツインの1部屋を改装したもので、4日に予約の受け付けが始まりました。

 料金は、他の部屋の予約状況によって変わりますが、1泊1万5000円程度の日が多くなりそうだということです。

(高松東急REIホテル/南孝典さん)
「コロナ前に比べると集客も激減しており、インバウンドの需要も全くない、かなり厳しい状況ですね。明るい兆しを作っていきたいなと思っています」

 まん延防止措置の中でのこうした取り組み。ホテルもフェリーも改装費は事業者が負担しています。

 県は、これまでに企画したものも含め、1つ1つをつなげることで将来的な観光客誘致につなげたい考えです。

(香川県観光振興課/炭山雄哉さん)
「(Q.今回の狙いについて)今までは一時的にヤドンの協力をいただいてイベントなどをしてきたんですけど、それよりも常設的に人が呼べるものをということで、(新型コロナ収束後に)県内外、国内外の皆さんに来ていただきたいと感じています」

 「ヤドンのお宿」は丸亀プラザホテル、ことひら温泉「琴参閣」、小豆島国際ホテルでも始まり、それぞれ違ったヤドンを楽しめるということです。

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