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「不法侵入は立派な犯罪です」 岡山県警がホテル跡地への立ち入り禁止対策を強化

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 岡山県倉敷市の廃墟となっているホテルで不法侵入が相次いでいるとして8日、岡山県警が立ち入り禁止を呼び掛けました。

 立ち入りが禁止されている倉敷市下津井の「ホテル ラ・レインボー」の跡地です。8日は、跡地の前で児島警察署の警察官が不法侵入への対策として作ったチラシなどについて報道機関に説明しました。

 警察によりますと、このホテルは約25年前に閉鎖され、肝試しや撮影などの目的で無断で立ち入る人が後を絶たないということです。そこで2021年10月、警察の呼び掛けで施設の管理者が有刺鉄線や立ち入り禁止の看板などを設置しています。

(記者リポート)
「廃墟となったホテルには看板や有刺鉄線が設置されていますが、無断で侵入する人が後を絶たないということです」

 2月20日、警察がサバイバルゲームをしていたとみられる男2人を建造物侵入の疑いで現行犯逮捕しました。警察によりますと、この建物に不法に侵入したなどとして、2020年1月から2022年3月7日までに9グループ35人を摘発したということです。

 2月の事件後、施設の管理者は有刺鉄線を増やすなど対策を強化しています。警察では、パトロールを強化したり、3月8日からはSNSを通じて立ち入り禁止を呼び掛けたりしています。

(児島警察署/山室浩之 刑事官)
「撮影目的や肝試しなど遊び半分で管理者に無断で侵入すること、空き家・廃墟に立ち入ることは立派な犯罪です。絶対にしないように」

 刑法では、正当な理由がなく建物などに侵入した場合、3年以下の懲役または10万円以下の罰金が課せられます。

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