新型コロナの影響で延期されていた「四国金毘羅ねぷた祭り」が5月、1年越しで開催されます。香川県琴平町で25日から準備が始まりました。
5月27日・28日に香川県琴平町で行われる「四国金毘羅ねぷた祭り」。
新型コロナの影響で中止になった「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の代替イベントとして2021年5月に開催予定でしたが、その後の感染拡大によって延期されていました。
5月1日からはプレ期間として「のぼり」や「金魚ねぷた」を展示することになり、25日準備が始まりました。
プロバスケットボールB2の香川ファイブアローズの選手らが、参道にあるお店にねぷた祭りのポスターを貼ってもらうよう、お願いに回りました。
(参道のうどん店は―)
「延期、延期ということになっていたので、やっと念願の日付入りのポスターということで」
また、参道には「四国こんぴら歌舞伎大芝居」ののぼりが3年ぶりに立てられました。町内に約100本立てる予定です。
JR琴平駅もお祭りモードに一変しました。
(山下佳乃リポート)
「手作りの金魚はさまざまな表情をしていて、作った人たちの個性が表れています」
地元の中学生や住民が作った「金魚ねぷた」。2年かけて合わせて約300個作られ、そのうち60個が改札口前に飾られました。「金魚ねぷた」はことでん琴平駅と商店街にも飾られます。
(琴平町/谷口信平 副町長)
「観光のまちですので、町民の方に元気になってほしいというのが1つですけれども、香川県全体を観光で盛り上げていくということで、それのスタートダッシュのためのイベントだというふうに考えている」
「ねぷた祭り」の開催に、参道からは期待の声が聞かれました。
(参道のうどん店は―)
「今までお出かけを控えていた方も、今年は出かけようという気持ちになっていると思うので、そういうときに『あ、琴平新しいことやってる』っていうのでさらにお客さまも喜んでくださると思う」
(参道の飲食店は―)
「この辺は夜になると人通りも少ないので、そういうきらびやかな『ねぷた』みたいなのが来ると、皆さんワクワクしながら参道で見ることが多いかなと思うので、そういったのは期待しますね」